ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番



ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番
ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番

商品カテゴリー:ミュージック,CD,DVD,クラシック,音楽
収録曲:ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21 第1楽章:Maestoso, ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21 第2楽章:Larghetto, ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21 第3楽章:Allegro vivace, ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11 第1楽章:Allegro maestoso, ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11 第2楽章:Romance.Larghetto, ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11 第3楽章:Rondo.Vivace,
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ランランのショパン、ウィーンフィルのショパン

ユンディ・リとともに「音楽界の新興国」中国の若手ピアニストを代表するランランのショパンのピアノ協奏曲集。もちろんランランのピアノにも注目できるが、バックがメータ指揮のウィーンフィルであるというのも大いに注目されると思う。これらの曲をウィーンフィルが録音したというのは、少なくとも最近はないはずである。

まず、ピアノである。私は今までランランの録音をそれほど多くは聴いてこなかったが、今回あらためて聴いてみて「これは相当腕達者なピアニストだな」との思いを新たにした。技巧的な安定感が抜群で、不明瞭さの残る箇所というのはない。あるいは専門家が聴けばいくつか指摘できる場所はあるのかもしれないけれど、まず目立ったアラはない。音楽の起伏にそって自然にたたみかける加速感も左手の安定した支えも完璧で感心してしまう。加えて演奏にも個性がある。フレージングの起伏が大きく、インターバルを明瞭にとってくる。それは間が空くというのではなく、こまやかに趣を急展開させるという感じだ。インスピレーション豊かなアゴーギグ、とでも表現すればいいだろうか。私はアーノンクールという指揮者のオーケストラ奏法を連想した。もちろん、ピアノとオーケストラを一概に比較はできないが、両者の表現方法には似たものを感じた。それがこの演奏だけなのか、あるいは両者の最終目標が実は近いのかはわからないけれど、現時点での印象はそうである。

次に、オーケストラにも注目してみた。メータの指揮がやや直線的なこともあり、ウィーンフィル特有のまろやかなサウンドを堪能できるとまではいかなかった。これはもちろん楽曲の作曲者であるショパンのオーケストラ書法そのものにも問題があるのかもしれない。以前、ツィマーマンが自ら指揮棒をとって「情念たっぷり」のオーケストラ演奏により、一つの面白いアイデアを提出してくれたが、私個人的にはそれにも馴染めなかった。この2曲はもちろん魅力的な楽曲であるが、オーケストラパートの表現には回避しがたい難しい側面があるのだろう。



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